◆打木屋のシャクリ真鯛 釣り仕掛け◆

最近、話題になっている一つテンヤ式潮のマダイ釣りになります。

◆竿◆

30号のオモリを背負えるものならどういう竿でも間に合います。長さは2m前後が使いやすい。できたら82調子か73調子の竿がいいです。胴調子だと合わせが効きません。ライトアジに使用していた竿でも十分間に合います。 お薦めの竿は ダイワ 極鋭 GAME82 MH175(¥46,000−)か ダイワ アナリスター ライトゲーム82 H−190(¥25,000−)シマノ LIGHTGAME CI4 Type82 H-190(¥39,900−)

◆リール◆

手巻き両軸リールが使いやすい。大型の鯛が掛かったときにドラッグ機構がしっかりしていないとハリス切れしますのでドラッグ機構のしっかりとしたリールを使ってください。これもライトアジ用で十分間に合います。 お薦めのリールは ダイワ ミリオネア100(¥34,000ー)か ミリオネア200(¥36,000−)

◆道糸◆

PE2号ないし3号。少なくとも100m以上は巻いておく。良質のPEなら2号で十分。水の抵抗による糸フケを考えたら2号の方が良い。 お薦めの道糸は ダイワ UVFハイパーメガセンサー2号(100mで¥3,950ー)。上記リール ミリオネア100に巻くならば古い下糸を30mほど巻いてその上に新しいのを巻くと良い。先糸にフロロカーボンを付けてもいいし、付けなくても良い。付けていない方が多い。

◆天秤◆

オモリと一体になった鋳込み天秤30号を使ってもいい。 お薦めの天秤は ヤマシタ 船テンビンK型30 です。

◆オモリ◆

フロロカーボン系の4号を3m付けます。 お薦めのハリスは KUREHA シーガーエース4号 です。

◆テンヤ◆

上記写真のようにオモリ(2号か3号)と針が一体になったものをテンヤと呼んでいます。もう一本の針は孫針です。赤い糸はエビの頭部分をしばるために必要です。エビのテンヤへの装着方法は地方によってまちまちです。鴨居式ではオモリの方にエビの頭を向けて糸で縛ります。竹岡式はエビの尻尾を噛み切ってオモリのほうへ尻尾を向けて縫い刺しにしますので縛り糸は必要としません。 生きたエビならこの方法でいいですが、冷凍エビなどではすぐにエビの頭が取れてしまいます。エビの装着方法は船長が教えてくれます。

◆釣り方◆

中オモリを底まで下ろしたら、ハリスの長さ分(3m)上げて待っています。底すれすれにタナを合わせておくのです。時折、軽くシャクル操作を行う。これはエビを動かして誘う操作です。エビは巻き糸でしっかりと縛ってしまうのでエビが生きていても死んでいてもあまり変わりはありません。誘う操作さえしっかりと行えば喰ってきます。

鯛釣りではアジ釣りとは違い、船を潮に乗せて流します。底立ちは当然変わってくるので、頻繁にタナ取りの操作を行います。このタナ取りの最中に当たりが出ることがかなりあります。とにかく、おかしいと思ったら合わせを行うことが大事です。鯛の口は硬いのでなかなか針が刺さりません。合わせだけはがっちりと合わせることが大事です。 釣りはじめのときに1mごとのマーキングを見て、何回リールを巻いたら3m上がるかをチェックしておくと良いでしょう。

◆ドラッグ調整◆

魚が掛かって急な引き込みに会ったときにスプールから糸がズルズルと出て行ってくれる便利な機構です。ドラッグをがっちり締めたままですと、引き込まれて竿と糸が真っすぐになったときにハリスが切れるかします。鯛釣りの場合は急な引き込みの時にとっさにドラッグの調整をしようと思っても間に合いません。あらかじめ調整しておくことが大事です。 ドラッグの調整をしておくと、合わせのときにズルッと糸が出てしまいます。ですから、合わせのときにはどちらかの親指でリールのスプールを押さえておいて合わせをするのがとても大事です。そのあとは親指をスプールから離せばドラッグを有効に使えます。 釣りをしているときにいつ来るか分からない当たりに備えてスプールに親指を添えておくのは最初は面倒だと思いますが、慣れてしまえばどうってことはありません。

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